1月29日のひとりごと
久しぶりに東京駅〜日本橋あたりを散策した。といっても百貨店を覗いた程度だが。
東京駅周辺のオフィスビル群が好きだ。地方出身だからか分からないけれど、高層ビルに囲まれているところを歩いていると、自分もなんだか偉くなったような気がして気分が高揚する。
と同時に、歩くだけで実際そこでの買い物などには縁がない、私には遠い存在だということも感じ、悲しくなる。
頑張れば、こんなお高いところで買い物できる未来もあったかななんて少し思ってしまう。
残念ながら私が頑張った程度では人生を何度やり直しても高級百貨店で優雅に買い物できる未来なんてないのだろうけど。
おしゃれな格好をしてコレド室町あたりで恋人とデートしたかったなぁ〜とかよく分からんことも思ったり。
ふと今の学校の同級生たちと歩いているところを思い浮かべる。圧倒的違和感。
彼らはこのきらびやかで贅沢な街にきっと興味は持たないのだろう。
おしゃれで高価な洋服やアクセサリー、お財布を買うくらいならより良いアウトドアグッズを欲しがり、高層ビル群には目もくれず、心はいつも山や川のあるところを目指している。
それを想像すると、なんとなく気持ちが楽になる。
30歳なりかけの私が未だ気持ちがふらふらしているのに、ひと回りも下の彼らは自分が大切と思うもの、自分にとって価値があるものは何かを分かっている。
どうしたらそんなふうに心が振れないでいられるのだろうか。