昼休みに外に出たら
朝、通勤電車から見た灰色の雲たちは
いつのまにか流れ、晴れ間が見えた
7月に入ってからずっと天気が悪く
実はこの世界には青い空などなく
ずっと雲に覆われているのではないかとすら
感じていた
ようやく夏を感じるとともに
また1つ年をとろうとしている
もう一年経ってしまった
去年の今ごろは何をしていただろう
思い出せない
思い出すのは、小学生の時の夏休みばかり
クマゼミの声をうるさいほど浴びながら起き
昼はそうめんと冷えた麦茶
何気なく過ごしていた日々が
どれほど尊いものであったか
毎日考えては悲しくなってしまう
そんなことはできないのに、
あの頃を取り戻したいと願うばかりだ