ひとりごと

ただの吐き出し場

【漫画紹介】プリンセスメゾン

あー今心に余裕がないな、焦ってるなと感じた時に読み返したくなる漫画


プリンセスメゾン(著:池辺葵

プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)

プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)

 

  

1巻を試し読みして良さそうだったので電子で全巻買いました。

 

主人公・沼ちゃんの”たったひとつ”の物件に出会うまでの物語。

東京の居酒屋チェーン店で働く沼ちゃんこと沼越 幸。沼ちゃんは自分の家を買うことを夢としてひたむきに、強く、優しく毎日を過ごしていく。

 

心に残る言葉が多すぎてもう読んでるだけで自分がすごく優しくなれたような気になります。

沼ちゃん以外に様々な女性が出てきます。どの女性にもそれぞれの生き方があり、またさまざまな悩みも持っています。特に女性の方には、必ず共感できる場面があるのではないでしょうか。


両親を亡くし、仕事と家の往復の毎日だけど、人や環境を僻んだり恨むこともせず、ただひたすらに優しいまなざしをまわりに向ける沼ちゃんが素敵すぎて言葉がないです。


私は沼ちゃんと仲良くなる「要さん」に特にシンパシーを感じながら読みました。

「誰かを好きでいるときって優しくなれる気がする」と思うと同時に「恋してなくても毎日を愛おしむことはできる」「孤独が心をむしばむことはない」と沼ちゃんが教えてくれたと語る要さん。この言葉に私はグッときました。


誰か大切な人がいたり、誰かを好きになっている時って世界がキラキラしているし、自分も変われたような感じがしてとても素敵なことですが、だからといって特別好きな人がいないからといって孤独を感じて心がささくれる必要はないし、人だけじゃなくて、ささいなものやことを大切にすることで毎日は同じようにキラキラするよなぁとじんわり思いました。

沼ちゃんのように、まずは自分の人生を自分で面倒を見よう、がんばろうと思いました。