小笠原諸島旅行記その6~ダイジェスト後編~
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小笠原について3日目。この日は「南島」というところへ行く予定になっていました。
南島は、父島の南西にあり、大きな島ではありませんが、上陸するには許可を持っているガイドさんが必ず同行しないといけなかったり、上陸人数や時間が決まっている島です。島全体が国の天然記念物に指定されています。
貴重な島ということもあり、ツアー参加者はこの島の上陸をいちばん楽しみにしている人が多かったです。
しかし、南島に船をつけるには狭い入江を抜ける必要があり、たとえ天気が良くても海の調子が良くなければ上陸はできない場所だと聞かされました。前日天気が悪く雨もちらほら降っていたため、正直船を出せるか怪しいと言われておりみんなで気を揉んでいました。
当日朝、ガイドさんから「船を出します」と言われ、全員から歓喜の声がわきました。
船に乗り込み南島を目指します。波自体は少し高く、酔い止めを飲んでいなかったら間違いなく気持ち悪くなっていたと思います。
途中、別のツアーの方々の船が走っており、それと競争するようにイルカ数匹が泳いでいました!写真撮りたかったけどうまく撮れず。。。それ以外にも呼吸のため海面に上がってきたウミガメも何度か見かけました(こちらも写真はうまく撮れず)。
しばらく乗り、南島が近づいてきました。この日の天気は雲の多い晴れだったのですが、ちょうど南島に着く頃は青空がたくさん見えるようになり、海もより綺麗に見えてきました。
岩場の隙間をかいくぐり、無事南島に船が着くと船長さんへの拍手喝采。島へ上陸するための足場はあるものの整備されているわけではないので慎重に岩場を登っていく。
南島に上陸し後ろを振り返ると、空の青、海の青、島の草木の緑が絶妙にマッチしまさに絶景でした。
少し歩くと真っ白い砂浜とトンネルのような岩が見えてきます。ガイドブックにもよく載っている扇池というところのようです。泳いでいる人もいました。うらやましい・・・!
まさに楽園というような景色でした。泳ぎてぇよ・・・。
しばらく散策し、島に上陸した場所へ戻り再び船にのり一度市街地まで戻りました。
昼食のお弁当を、残してもいいよとアナウンスされながら食べ(私はだいたいお腹が減っているので食べちゃいましたが)再び船に乗ります。
適当なところで船を止めると、他のツアーの方が食べ残したお弁当が回ってきて、「海に投げてごらん」とガイドさんに言われました。ええっ汚れちゃうのではと思いながらご飯を投げると、魚が集まってきてみるみるうちに残飯がなくなりました。ほんとに綺麗になくなって感動さえ覚えるくらいです。
↑分かりづらいけどたくさん魚いました。ご飯もたくさん投げました。
魚たちとのたわむれた後、港へと戻っていきました。波に揺られているのが心地よく、戻る船の中ではうとうとしていました。
夕飯は色々な種類のお刺身でした。もちろん海鮮ですしもちろん美味しいです。
泊まっている部屋に戻りシロアリがいないことを確認し、シャワーを浴び就寝。次の日は午前中自由行動ののち、14時には船に乗り込み帰路へ着きます。