ひとりごと

ただの吐き出し場

就活が始まる

今までの仕事から逃げて学生に戻って能天気に暮らしていたが、再び現実が迫ってきている。

そう「就職活動」だ。

正直、大学生時代の就活より身が入らない。大学生の頃は、働くということがどんなものか理解しておらず、未知の世界へ踏み出せることに希望を抱いていた。

しかし、今の私は労働すること、そしてそれがつらかった記憶を持ってしまっている。だから、根本的に「働きたくない」という気持ちがある。

 

先日、先生方と主に進路について面談をした。私があまりにもこの先について考えていなさすぎて何人かの先生は若干引いていた感じがする。

私がこの学校に入った経緯を軽く知っている先生はフォローを入れてくれたが、それでも私はかなり煮え切らない態度だったと思う。

 

せっかく行く先を色々決められるのに、私はどんな仕事をすればいいかわからない。ポジティブに捉えるならば、何をしても楽しそうだと思う。

いちおう第一希望としている環境調査の仕事では、仕事次第で様々なところで生物の分布などを調べることができる。

造園関係では場所によっては小さいころ憧れていた樹木医になれるかもしれない。

環境教育では、子どもたちと楽しく一緒に自然について改めて学んでいけるだろう。

どれも甲乙つけがたい。

でも、できることなら、働きたくない。

 

大学生時代は、仕事内容や会社の特徴というのはそこまで見ていなかった。どこで仕事をしてもたいして変わらないと思っていたし、ともかく内定を欲していた。

運良く、最初から雰囲気が良いと思っていた会社が最初に内定をくれたからそこに決めた。給料もネームバリューもそこそこあったから少し誇らしかった。

実力がないくせに、プライドだけは異常に高かった。今も、高い。

 

学生時代の同級生や会社員時代の同期たちがきちんと働いていることが、ただひたすらすごいと思う。地元の友人は時短で働きながら子どもも育てている。親のすねをかじりふらふらしている私とは違いすぎる。

 

かつては「立派な大人」を描いていたはずだった。都心のビルの綺麗なオフィスで働き、26歳くらいで結婚して、子どもを育てて、家を買って。今思えば根拠のないただの夢物語だが、就職前はそんなふうに自然となっていくと思い込んでいた。

 

私は、どの道を選んでもきっと文句を言う。あっちにすればよかった、もっと良い人生になっていたはずだ、間違えさえしなければ。

でもどれを選んでもきっとそこまで変わらない。仕事は大変だしわたしはキラキラにはなれないし独りでなんとなく生きていく。

だから、病んでしまうほどこれからの進路を考える必要はないのかもしれない。どこに行っても楽しいし、つらい。

 

まずは、目の前のことから少しずつ片付けていく。どうにもならなくなったら、人生終わらせる切符をそっと切ればいい。